写真取り忘れましたが12種類ほどの料理がでたんではないかと思います。
メインの羊とかぼちゃそうめん パイナップルの組み合わせに脱帽。
思わずワインからドラフトビアーに切り替えます。
モロヘイヤと牡蠣の料理もモロヘイヤを先に食すと胃に膜をはり牡蠣にあたる可能性が低くなるそうでうちのシェフが牡蠣にあたって以来怖くて避けていた私もなんとなく安心し食しました。
髭のシェービングクリームにみたてたアメリケーヌにだだちゃ豆を浸しながら食べる料理、口直しの胡瓜のからし漬けのバニラアイスなどなど庄内の豊富な食材を使ったユーモア溢れる料理は忘れられない時間となりました。
奥田シェフはといえば私達が山形に到着する前日にローマ法王のもとへ向かうため出国しておりシェフとはお会いできずで非常に残念ですが、冬の山形へ再び訪れなければならないという口実ができ嬉しく思っています。
フラフラと鶴岡の閑散としている夜道をひたすら歩いて
昭和の風景が残る町並みをみながらホテルに帰ろうという計画でしたがなかなか
そのような町並みが見当たらない。
そういえばあの粋な話し方をするタクシーの運転手さんに古い町並みを訪ねた所
”大火で焼けてしまっているからねー”と言っていたのを思い出し、ウィキで調べてみた所
1976年に映画館のボイラー室から出火し1767棟が焼失したという事実があったけど酒田市と鶴岡市は離れてそうだけどなー。
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以下奥田シェフの活動を山形新聞より抜粋させて頂きます。
鶴岡市でイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」を運営する奥田政行オーナーシェフ(42)が、イタリアでローマ法王ベネディクト16世にだだちゃ豆 など本県の食品を渡し、日本食材の安全を訴えた。奥田シェフは24日に帰国し、「世界中の苦しんでいる人が救いを求めており、日本も強く生きなければなら ないと思った」と述べた。
20日に出国した奥田シェフ。イタリア中部の内陸国サンマリノの「食の平和大使」を務めることから、同国によってローマ法王との謁見(えっけん)が許さ れた。目的は東日本大震災後の日本食材の安全性PR。現地時間の22日、箱詰めした鶴岡在来野菜の加工品を持参し、法王が滞在するローマ南東部のガンドル フォ城を訪れた。
携えたのは▽だだちゃ豆のフリーズドライ▽民田ナスのからし漬け▽藤沢かぶのたまり漬け▽月山筍(だけ)-で英文による説明も付けた。さらに「原発問題 で日本の人々は苦しんでいます。安全な食べ物まで世界の人が食べないので日本の農業は危機です。日本に力を貸して下さい」とのメッセージを添えた。
料理人としての“正装”のコックコートで臨んだ奥田シェフは、世界各国の招待者とともに謁見の広間へ。だがこの日は急きょ、制限ラインを越えて法王と会 話できる人数が10人に絞られた。プランは頓挫しかけた。しかし、そこへ偶然、居合わせた福島県南相馬市の女の子が会話できる10人の1人となり、山形の 食品を預かることを申し出てくれた。箱詰は女の子の手から法王の手へと渡り、プランは成功した。
奥田シェフは鶴岡、東北、日本の食の安全性を世界的宗教リーダーにアピールできたことを安堵(あんど)する一方、「日本だけでなく、たくさんの世界の人が苦しんでいる。強く生きる必要があり、これからも食を通して日本が立ち上がる力になりたい」と決意を新たにしていた。